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2024/11/29 05:21 |
Girls' Talk

一日小噺です。

サトシのはなし書こうかなとか言っておいて
サトシ君出てきません。悪しからず
でもサトシ君の話題は出てきてサトカス風味ですが
結局シュウハルに落としてしまいました



なにがしたかったんだ……

=================


「ハルカは、どうしてサトシ達と一緒に旅をしてたの?」

長い髪の毛を念入りに梳かしながら、
ヒカリはベッドで大の字になっているハルカに尋ねた。

「どうしてって……。
えーと、最初は、私の自転車をピカチュウに壊されちゃって
一緒に行動していたの」

むくりと起き上がって、ハルカは言った。

「ハルカもピカチュウに自転車壊されちゃったの!?」

「も、って、ヒカリもなの?」

「そう、でももういいの、別に。気にしてないし」

「私も別に自転車はどうでもよくなって、
ただ、サトシを見てたら、ポケモンと旅をするのって楽しそう、って
思って。
そういえばサトシって、私と出会う前に一緒に旅をしていた
カスミって女の子の自転車も壊しちゃったって言ってた!」

「ええー!」

思わず勢い良く降ろしたブラシに髪の毛が引っかかり、
慌てて解こうとするヒカリに、ハルカは苦笑した。

「ピカチュウ、すごすぎかも……。
…………カスミはカントーのハナダシティジムのジムリーダーなの。
トレーナーとしてはサトシよりも先輩で、
水ポケモンのエキスパートなの」

「すごーい!
でもそんなひとがサトシと旅をしてたなんて……
こう言うと何だけど、…………自転車ごときで」

ヒカリは少し笑うと、ようやく髪の毛をブラシから自由にした。
するとハルカは人差し指をぴしと立てて、

「私が思うに、」

軽く芝居掛かった調子で言った。

「カスミはきっとサトシのことが好きなのよ!」

どうだ、と言わんばかりに得意げなハルカにヒカリは一瞬ぽかんとして、

「………………へえー……」

やる気の無い声を漏らした。

「間違いなくサトシは1ミリも気づいていないけど!」

「………………確かに。
でも意外。ハルカってそういうこと疎そうだけど、
実はスルドイんだぁ」

「え、そ、そんなことないかも」

「カスミさんをそう分析するハルカはどうなの?
サトシのことどう思ってるの?
……それとも、他に好きな人がいるとか」

「そ、そんな人いないかも!!
サトシは、もっとも信頼できる友達の一人だわ。
もちろんタケシもね」

「…………ふーん?」

赤くなった頬を見せたくないのか、
またベッドに大の字になるハルカに、
ヒカリは少々意地悪く相槌を打った。

「そういうヒカリはぁ?」

ハルカはヒカリに挑戦的な面差しを向けたが、

「あたしはそういう人いなーいもーん」

ヒカリはさらりと受け流してブラシを置き、
で!?
と興味津々を隠そうともしない表情でハルカににじり寄った。
不意に誰かが扉をノックする音がして、
ハルカはこれ幸いとばかりにドアへ飛びついた。

「ちょっと逃げる気ー!?」

だが、
ヒカリと、部屋に入ってきた客人ノゾミとに
その後しばらくからかわれる羽目になったのは言うまでもない。



===============================



ミクリカップのときのおはなし。。
この子たちにガールズトークをさせてみたかったんだ……
あの修学旅行的雰囲気ならお約束ですよね!?



どうでもいいですが
「ガールズトーク」って
Girl's Talk のことなのかGirls Talk のことなのか。
「女の子たちのおしゃべり」ってことなら
Girls' Talkかしら。

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2008/06/01 21:28 | Comments(0) | 小話

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