あけましておめでとうございます。
旧年中は拍手などのリアクションはもちろん、
こんなだめ人間丸出しなサイトの閲覧、本当にありがとうございました。
細々と頑張っていきますので、今年もよろしくお願い致します。
新しい年になって今度こそHNを変えるつもりだったのですが
結局決心がついていません。なんだそら
今年の抱負はやはりもっとシンヒカの普及に貢献したいってとこでしょうかね!
初詣に行ったらちゃんと「シンジの出番がたくさんありますように」とお願いしてきます。
で、一日小話です。シンヒカです。
久しぶりにシンジ視点。
わたしこたつって経験したことないんですが、
絶対にあんな素敵なものがあったらぐだぐだして何もできないと思います。
こたつニートまっしぐらですよきっと。
……この二人が一緒に住んでるのかは不明ですが
たぶんちょっと未来の設定 かもしれない。
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「あけましておめでとう!」
こたつの温もりに意識を手放しかけていた俺は、
正面から満面の笑みを向ける少女の明るい声で、新たな年の到来を知った。
「……………………ああ。もう日付が変わったのか」
まだ頭がはっきりとしないままにぼやく。
「変わったのかじゃないわよ、何ぼーっとしてるのシンジ」
俺はこたつの中の伸ばした足を反対側から二度蹴りされ、
億劫極まりなく足を畳んだ。
「結局年越し蕎麦、食べ損ねちゃったわね」
こたつがあったかすぎるからついぐだぐだしちゃうのよね、
と言いながら、彼女はこたつの上の蜜柑に手を伸ばし、
何かを思いついた顔でくすりとひとつ笑った。
「シンジ、」
そして蜜柑を通り越してこちらに手を伸ばすと、
こたつに預けた俺の頭を、くしゃりと乱暴に撫でた。
「今年もよろしくね」
俺はどてらに顔を隠すことしかできなかったが、
それでも彼女の笑い声は飽きるほど聴こえたから、まあ、いいだろう。
今年もよろしくね、が毎年聞けることを、その冷えた指を感じながら小さく願った。
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